ES細胞

「ES細胞」に関心があるなら、こんな学問をみてみよう

学問を選ぼう。注目の研究と学べる大学がわかる!

★は関連度

★★★ 分子生物学
DNAとタンパク質という分子での生物解明と操作
★★★ 細胞生物学
一番小さな生命体=細胞を知りたい
★★★ 発生生物学
生きもの誕生や細胞再生のしくみを解明
★★ 生体医工学・生体材料学
MRI・CTを改良、人工臓器を開発
★★ 統合動物科学
動物医療、優良家畜生産へ貢献。遺伝子操作技術も注目
科学社会学・科学技術史
科学や技術の意義。歴史から問い直す
哲学・倫理学
時間とは? ゲノム編集はいいの? 本質をつく。道徳も問う
実験動物学
遺伝子改変動物を作る。医療も研究にも動物実験は不可欠

◆ES細胞◆

人工的にヒトの組織や臓器を作る、再生医療への応用に期待

動物は、はじめは1つの受精卵だが、次々と分割(分裂)し、いろいろな種類の細胞に分化していく。この過程を発生というが、発生初期の、ある特定の時期の細胞を取り出して特別な処理をしたのがES細胞だ。そしてES細胞から組織を人工的に作る研究が進められており、実現すれば、病気や事故で失われてしまった組織を作って「再生医療」に応用できる。

ES細胞の研究は、【分子生物学】、【細胞生物学】、【発生生物学】など生物学や生命科学の領域、基礎医学の「医化学一般」、医学と工学の学際領域の【生体医工学・生体材料学】、動物実験や、動物の体内でヒトの臓器を作る実験なども行うので【実験動物学】、【統合動物科学】とも関係がある。

また、受精卵を使うことの倫理的問題もあり、【科学社会学・科学技術史】、【哲学・倫理学】からのアプローチも必要だ。なお、いろいろな組織に分化する能力をもつ細胞を「幹細胞」といい、幹細胞には、ES細胞以外にiPS細胞と成体幹細胞がある。

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