学問を選ぼう。注目の研究と学べる大学がわかる!
★は関連度
人の腸には、消化吸収を助け免疫機能を高める善玉菌、腸内に有害な物質を増やすなど悪影響を及ぼす悪玉菌、どちらでもない日和見菌など様々な菌がいる。善玉菌の代表が乳酸菌やビフィズス菌で、善玉菌を増やすには、ヨーグルト、乳酸飲料、納豆など善玉菌を含むものを食べる、善玉菌を増やすオリゴ糖や食物繊維を含むものを食べるという方法がある。
こうした、善玉菌を増やす食事の研究は【食生活学】の領域。どの食品が善玉菌をたくさん含んでいるかは【食品科学】の研究領域だ。また、乳酸菌やビフィズス菌を含む食品の開発や生産は【応用微生物学】の領域となる。
一方、不規則な生活や、タンパク質・脂質が多い食生活、ストレスなどは悪玉菌を増やす原因となり、生活習慣病や大腸ガンの原因にもなる。こうした腸内細菌と健康との関わりは【応用健康科学】で研究されている。また、免疫や腸と関係があるので【免疫学】、【消化器内科学】で、【細菌学(含真菌学)】でも研究されている。