◆バイオインフォマティクス◆

ITで生命情報を解析し、生命科学や医療に役立てる

人の遺伝情報、人の体を作るタンパク質……。こうした生命にかかわる膨大な情報を、コンピュータを使って解析し、薬や医療など様々なことに応用するのがバイオインフォマティクス。バイオインフォマティクスのための情報技術の研究は、【生命・健康・医療情報学】で行われている。

バイオインフォマティクスは、【生物物理学】、【ゲノム生物学】、【ゲノム医科学】、【システムゲノム科学】といった分野で、タンパク質の立体構造を解明（タンパク質の体内での働きには構造が大事）、ゲノム情報を解析、ガンや生活習慣病など病気に関連する遺伝子を探し当てる、DNA上のタンパク質を作るコード以外の部分の働きを解析する、といった研究が行われている。

また【ケミカルバイオロジー】、【創薬化学】では、薬の成分が結合する細胞のタンパク質を探し当てる、薬の候補となる化学物質を探し当てる、といったことに、バイオインフォマティクスが活用されている。