薬理系薬学

薬が生体内のホルモンや神経伝達物質に作用し、細胞や臓器にどのように効き目を持つのか、薬効のメカニズムを解き明かす

効能と副作用   情報伝達システム   シグナル応答   毒性学(トキシコロジー)   イオンチャンネル

こんな研究をして世界を変えよう

自律神経
脳と臓器の連動に着目し、「病は気から」に切り込む

佐々木拓哉 先生
東京大学 薬学部 薬科学科(薬学系研究科 薬科学専攻)

学べる大学は?

研究をリードする大学

大学詳細

京都大学

薬学部
【 主な研究者 】
中川貴之

大阪大学

薬学部
【 主な研究者 】
新谷紀人

京都薬科大学

薬学部 薬学科
【 主な研究者 】
秋葉聡 加藤伸一

熊本大学

薬学部
【 主な研究者 】
香月博志 甲斐広文 首藤剛

名古屋市立大学

薬学部
【 主な研究者 】
松永民秀 山村寿男

東京大学

薬学部
【 主な研究者 】
富田泰輔

岩手医科大学

薬学部 薬学科
【 主な研究者 】
三部篤

北海道大学

薬学部
【 主な研究者 】
南雅文

九州大学

薬学部 臨床薬学科
【 主な研究者 】
仲矢道雄

北里大学

薬学部
【 主な研究者 】
中原努

その他の優れた大学

大学詳細

東北大学

薬学部

中枢神経疾患の病態の理解や新規治療薬の標的候補分子に関して多くのユニークな研究を展開している。

岡山大学

薬学部

【薬理学】 酸化ストレスや一酸化窒素の脳における役割について最先端の研究を行っている。

静岡県立大学

薬学部 薬学科

糖尿病研究が特筆。

東邦大学

薬学部 薬学科

循環器系疾患についてイメージング技術を利用した研究を行っている。


海外で学ぶなら

大学詳細

University of Arizona/アリゾナ大学(米)

医学部

【薬理】 国内で難病に指定されている肺高血圧症の病態解明や新規治療薬の開発で世界的に著名なグループがある。

University of California, Irvine/カリフォルニア大学アーバイン校(米)

Department of Physiology and Biophysics

【免疫細胞におけるイオンチャネル研究】 免疫細胞におけるイオンチャネル研究の最高峰。

University of Illinois at Chicago/イリノイ大学シカゴ校(米)

医学部

【薬理】 医学部や薬学部で研究される。国内で難病に指定されている肺高血圧症の病態解明や新規治療薬の開発で世界的に著名なグループがある。

St George's, University of London/ロンドン大学セントジョージ校(英)

Department of Pharmacology

【血管障害におけるカリウムチャネルの役割】 様々な血管平滑筋におけるKv7カリウムチャネルの生理学的意義を解明し、高血圧症の治療標的としての重要性を提唱している。

活躍する研究者

香月博志 先生
熊本大学
薬学部

【中枢神経薬理学】脳卒中を対象にした中枢神経薬理学の研究。脳卒中は、脳に酸素や栄養を送る血管が詰まったり破れたりすることで重篤な症状を招く。脳内で血管が破裂する脳出血の有効な治療薬は存在しない。動物モデルを用い、脳出血の際の病態悪化に関わる様々な要因を解析し、治療薬となる可能性のある薬物の作用を調べている。

大矢進 先生
名古屋市立大学
医学部 医学科/医学研究科 生体情報・機能制御医学専攻

【イオンチャネル関連疾患の分子薬理学研究】免疫系細胞から分泌される特殊なタンパク質、サイトカイン発現機構の研究。サイトカインの機構を解明することによって、自己免疫疾患、特にアレルギーの新規薬物療法を提案する。また各種のがん細胞の増殖・死の分子機構を解明することで、がんの新規薬物療法を提案。

山村寿男 先生
名古屋市立大学
薬学部 薬学科・生命薬科学科

【薬理学、分子薬理学】細胞膜に発現しているタンパク質の一種、イオンチャネルを標的とした新規治療薬の開発研究。イオンチャネルの異常により発症する病気は、高血圧、不整脈、狭心症、てんかん、糖尿病などが知られている。米国のYuan教授とのカルシウム受容体に関する共同研究により注目すべき成果を挙げている。

松永民秀 先生
名古屋市立大学
薬学部/薬学研究科 医療機能薬学専攻/臨床薬学教育センター

【薬物動態学】ヒトiPS細胞から、薬物動態試験に利用可能な肝細胞へ分化誘導する研究。医薬品の効果や毒性の発現は、体内動態に大きく影響される。肝臓は医薬品の体内動態に関与する最も主要な臓器であり、そこでの動態をより正確かつ簡便な予測・評価は極めて重要である。

上原孝 先生
岡山大学
薬学部/医歯薬学総合研究科 薬科学専攻

【中枢神経病態と活性窒素、活性酸素】分子の視点で脳内シグナルとしての酸化ストレスの役割の緻密な解明を進めている。

塩田倫史 先生
熊本大学
発生医学研究所

【中枢神経シグナル制御分子と病態】神経伝達調節に関わる新規のシグナル分子等に着目して脳機能の解明を行っている。

鈴木良明 先生
名古屋市立大学
薬学部/薬学研究科 医療機能薬学専攻

【骨疾患におけるイオンチャネル研究】イメージング技術を駆使して新しいイオンチャネル研究を展開している。

村木克彦 先生
愛知学院大学
薬学部 医療薬学科/薬学研究科 医療薬学専攻

【カルシウムチャネル研究、循環薬理】カルシウム透過性の細胞膜のイオンチャンネルの1つを活性化することでリウマチの疼痛を抑えることを見出し、関節リウマチにおける新たな創薬標的を見出した。また高血圧症など血管系疾患の病態解明において、優れた成果を挙げている。

山村彩 先生
愛知医科大学
医学部 医学科/医学研究科 基礎医学系専攻

【肺高血圧症】難病に指定されている循環器疾患、特に肺高血圧症の病態解明や新規治療薬の開発を行っている。

徳山尚吾 先生
神戸学院大学
薬学部 薬学科/薬学研究科 薬学専攻

【代謝性疾患と脳—末梢臓器連関】神経伝達を介した脳と末梢臓器との連絡に着目して種々の病気のメカニズムを解析している。

興味がわいたら

初めの一歩は絵で学ぶ 薬理学

黒山政一、香取祐介

病気がどのような原因で起こるのか、普段飲んでいる薬が病気に対してどのように働くのかを、イラストを交えて解説してくれる。もとは医療従事者向けの本だが、高校生にも理解できる部分があるだろう。また、興味深い具体的なエピソードが各章末に書かれていて面白い。 (じほう)


新薬に挑んだ日本人科学者たち

塚崎朝子

癌、生活習慣病、エイズなどの新薬開発の舞台裏をわかりやすく解説している。さまざまな新薬開発の立役者となった研究家たちへのインタビューをまとめており、この本を通じて日本人の偉大な功績を知ることができる。 (ブルーバックス)


改訂 熊薬ものがたり 熊本大学薬学部の研究と教育

熊本大学薬学部:編

2014年の熊本大学薬学部の各研究室や教員たちが行っている、主要かつ最近の研究テーマや、教育に関連する話題などが、ダイジェストで紹介されている。加えて、製薬企業・大学・公的研究機関などで研究開発等に関わってこられた熊本大学薬学部OBの実績・体験談も多数掲載されている。新しい薬を生み出すプロセスとはどのようなものなのか、また医療における薬が果たすべき役割とは何なのかを、本書一冊で概観できる内容になっている。 (熊日出版)


奇跡の新薬開発プロジェクト

梅田悦夫

日本発のアルツハイマー病治療薬として、世界的に大成功を収めたアリセプト。「薬のノーベル賞」であるガリアン賞特別賞ほか、多数の賞を受賞したこの薬の開発経緯に関するドキュメント。当事者へのインタビューなども交え、分かりやすくまとめられている。 (講談社プラスα新書)


関連する学問

37 薬理・薬物動態、臨床薬学・検査
医療系薬学
環境・衛生系薬学

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