ボタン穴から見た戦争 白ロシアの子供たちの証言

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ

本書は、ナチスドイツに侵攻されたソ連白ロシア(現在のベラルーシ)で子どもだった101人の戦争に関する証言集です。作者のインタビュー対象者は、歴史的偉人でも著名人でもなく、市井の人々です。高所から戦争の問題を論じるのではなく、私たちと変わらない、普通の人々の語りから当時の戦争を描き出しています。数々の証言は胸を打つものです。本書をきっかけに、戦争の問題、平和の重要性を考えてもらいたいです。 (訳:三浦みどり/岩波現代文庫)

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