研究を深める5つの問い 「科学」の転換期における研究者思考

宮野公樹

研究の深化や新たな展開を目指す上で成すべきことは、他者の研究成果について、前提条件をしっかり理解してその知見をみつめ、自らの研究の深化・展開に資する点を見出すことだ。このためには、他者と自らの「視座」を常に意識することが重要となる。本書では、様々な目線で研究対象を見るということを「多視的」という言葉で表現(定義)し、本質探索にはこれが欠かせないとした。これは特定の点を様々な方向からみる「多角的」とは異なり、すでにある何かを検討するのではなく、そこに何があるのかを検討することであるとし、様々な視座、視点、視野を組み合わせて思考すべきと説く。 (ブルーバックス)

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