痛快化学史

アーサー・グリーンバーグ

化学を発展させたのは、実は哲学者だったのか。「詳しい説明をたっぷり添えた絵本として書いた」と著者が述べているように、豊かな挿絵とともに化学史を黎明期から解き明かしていく。高校で学ぶ化学・物理はすでにできあがった理論をただ覚えれば良いという、受験のための勉強になりがち。本書を読めば、過去の偉人たちがどのような苦労をして数々の現象や法則を導き出したのかがわかる。偉人たちの人間臭さに触れられるのも本書の魅力。中学生や高校生で化学、物理がつまらないと感じている人にこそ読んでもらいたい。 (渡辺正、久村典子:訳/朝倉書店)

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