ナノカーボンの科学
篠原久典
フラーレン、カーボンナノチューブ、グラフェンなど、ノーベル賞受賞者を次々と出しているナノカーボン材料分野。この本では、特にフラーレンとカーボンナノチューブの発見時の様子が詳しく記されている。新しい、そして物性的に興味深い材料が発見されたときに繰り広げられる「研究者の生態」が生々しく描かれ、研究者を目指していない人にとっても面白く感じられるだろう。21世紀はナノカーボン材料が様々な分野に使われるようになると予想されるが、その代表的な物質であるフラーレンとカーボンナノチューブの発見に、二人の日本人が関与していることを知ってもらうためにも必読である。
(ブルーバックス)
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