発明や新技術など知的財産の権利を守る
苦労して開発した技術や自社のブランド…。これらは発明者や企業の大切な財産です。そこで法律と科学技術の知識をもとに、顧客の独自の発明や技術が他人から勝手に使われないように保護する「特許権」、独自に開発した構造や形状を保護する「実用新案権」、デザインを保護する「意匠権」、企業や商品などのマークを保護する「商標権」などの知的財産権を守るのが弁理士です。
弁理士は特許等への知的財産の申請手続き代行、知財が侵害された際の裁判所への申し立てや相手との交渉、特許戦略のコンサルティングなどを行います。弁理士になるには国家試験に合格し、実務修習をした上で弁理士登録することが必要です。また、弁護士や特許庁で所定の実務を経た人は国家試験が免除されます。
(他の仕事と比べて、働いている人の人数はやや少ない)
役立ち度の高い学問分野を、役立ち度の高い順に並べました。
★5つから☆までで、★が多いほど役立ち度は高い。
学問名 | 役立ち度 |
---|---|
新領域法学 知的財産、サイバー攻撃、性差別の法学 |
★★ |
民事法学 社会が回るように民法、商法を整え、紛争解決も |
★ |
社会法学 経済法、労働法、社会保障法の法律学 |
☆ |
会計学 損益を計算し、企業の意思決定に用いる |
☆ |
設計工学・機械機能要素・トライボロジー 巧みな設計法と最高の部品で、ものづくり |
☆ |
商学 売れる商品づくりと売る仕掛け、マーケティング |
☆ |
※大学、大学院修士、大学院博士の3つの最終学歴での比較
(他の仕事と比べて、大変高い)
『仕事 創る、売る、尽くすの100以上の職業』は「学びみらいPASS」のR-CAPの123職業にも対応しています。 (職業適性検査の受診判定後の進路指導などでもご利用ください。)