検事は犯罪者を起訴、裁判官は刑事・民事ともに法律に基づき判決を下す
日本の裁判官は、犯罪に関する刑事裁判、民間のトラブルに関する民事裁判ともに、訴えた側と訴えられた側双方の主張を聞き、証拠をもとに、憲法や法律に基づいて判決を言い渡す仕事です。民事裁判では、和解を勧めることもあります。なお、刑事裁判のうち一定の重大な犯罪については、国民から選ばれた裁判員とともに評議し、判決を言い渡します。また、家庭裁判所の裁判官は、家庭内の問題や少年審判を担当します。高等裁判所の裁判官は控訴された事件を、最高裁判所の裁判官は上告された事件を審査し、判断します。
一方、刑事事件は、まず事件が起こると警察が捜査をして容疑者を逮捕し、検察に送ります。検事は容疑者が犯人かどうか改めて尋問や捜査をし、犯人だと考えた場合は裁判所に起訴します。そして裁判では、犯人である理由を主張します。裁判官・検事は、弁護士とともに法曹と呼ばれ、司法試験に合格し、さらに司法修習を経て、任用されてはじめてなることができます。
(他の仕事と比べて、働いている人の人数はやや少ない)
役立ち度の高い学問分野を、役立ち度の高い順に並べました。
★5つから☆までで、★が多いほど役立ち度は高い。
学問名 | 役立ち度 |
---|---|
民事法学 社会が回るように民法、商法を整え、紛争解決も |
★★ |
刑事法学 犯罪を裁く法律と裁判を考える |
★★ |
公法学 憲法、国家と国民間の規律を解明 |
★★ |
社会法学 経済法、労働法、社会保障法の法律学 |
★ |
新領域法学 知的財産、サイバー攻撃、性差別の法学 |
☆ |
政治学 国の統治、地域行政、戦争の克服。民主主義を問う |
☆ |
※大学、大学院修士、大学院博士の3つの最終学歴での比較
(他の仕事と比べて、高い)
『仕事 創る、売る、尽くすの100以上の職業』は「学びみらいPASS」のR-CAPの123職業にも対応しています。 (職業適性検査の受診判定後の進路指導などでもご利用ください。)