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歴史・地理の本

丕緒の⿃　十二国記5

小野不由美

十二国記はどれも素晴らしいお話ですが、ここではあえて短編集を。国とは、法とはどうあるべきか、深い内容を含んでいます。

イギリス帝国の歴史　アジアから考える

秋田茂

欧米経済史では語られてこなかった近現代のアジア経済史をグローバルな視点で詳しく扱っている。近現代のイギリス帝国の経済的・文化的膨張が、アジア世界でどのように展開...

ぼおるぺん古事記

こうの史代

古事記を漫画化したもの。日本神話を高校生のうちに知っておくことは、これから日本社会で生きていくうえで決して無駄ではないだろう。『この世界の片隅に』や『夕凪の街　...

金属が語る日本史　銭貨・日本刀・鉄炮

齋藤努

この本は文化財を科学的に調査することの意義を明確に述べたうえで、銭貨、日本刀、鉄砲などの分析事例をわかりやすく述べている。日本で最初の流通貨幣と言われる和同開珎...

若い読者のための世界史　原始から現代まで

エルンスト・Ｈ・ゴンブリッチ

著者は20世紀を代表する、オーストリア系ユダヤ人の美術史家。上巻は原始から中世騎士の時代まで。下巻は新しい都市と市民の誕生、新世界の発見、啓蒙主義、フランス革命...

銃・病原菌・鉄 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎

ジャレド・ダイアモンド

この本は、西欧文明が歴史的になぜ地球の覇者となり得たかという疑問を、「銃・病原菌・鉄」という3つのキーワードで解き明かす。まずヨーロッパ人がインカ帝国など新大陸...

心で知る、韓国

小倉紀蔵

韓国の哲学と文化に通じた気鋭の著者が、韓国人の行動と意識の背景を、心・身体・愛・美・文化・人間関係・社会・言葉・宗教・空間・時間・他者の12のキーワードから解説...

身ぶりと言葉

アンドレ・ルロワ＝グーラン

人類の誕生と進化を、生物学、考古学などを融合させた幅広い独特の視点で語る。動物と人間との違いは何だったのかを、「身ぶり」と「言葉」の視点から考える。石器を作る技...

足利義満　公武に君臨した室町将軍

小川剛生

室町幕府の権力を確立し、金閣寺を建立した、三代将軍足利義満。新史料を丹念に検証し義満の生涯をたどる。史料に基づいて事実を解明するという文学研究・歴史学研究の基本...

地図から読む歴史

足利健亮

地図に残された過去の断片を探し出し、そこを出発点として過去の景観がどのようなものかを復原し、人々がそこでどのように景観をつくりだしたのかを明らかにする歴史地理学...

津波のまちに生きて

川島秀一

三陸沿岸の信仰や昔話など、平時の生活文化と、震災後のフィールド・ワーク、自身の気仙沼での被災体験を描いた著書。平易な語り口で、生活と生業が分かちがたい、海に生き...

天地明察

沖方丁

江戸時代に初めて日本独自の暦「貞享暦」を作り上げた渋川春海を主人公とし、史実をベースに描いた長編時代小説。主人公が挫折を繰り返し、大プロジェクトを成功させる様は...

歴史を考えるヒント

網野善彦

網野善彦さんは百姓＝農民ではないことを、史料をもとに明確にしました。広い視野で研究した内容が明快に述べられており、自分の常識と考えていた歴史を疑うことの大切さを...

MASTER KEATON

浦沢直樹

ビッグコミックに掲載された漫画。保険調査員を務めながら、考古学の研究をする主人公キートンが、調査員として事件解決をするために、過去の経歴から得た知識を総動員して...

イスラームの「英雄」サラディン　十字軍と戦った男

佐藤次高

「十字軍」の遠征は世界史の教科書に必ず載っていますが、この本は従来の西洋史の視点からではなく、サラディンという一人の英雄の生涯を通して、「十字軍」に攻め込まれた...

桶狭間は晴れ、のち豪雨でしょう　天気と日本史

松嶋憲昭

日本の歴史上の出来事について、その時の天気が歴史を大きく動かしたことを、当時の史料を読み比べ、舞台となった土地の天候データを集め、非常にていねいにわかりやすく書...

葛藤する形態　第一次世界大戦と美術

河本真理

第一次世界大戦は日本では影の薄い戦争と捉えられがちです。しかし実は、第一次世界大戦こそが私たちが生活している「現代世界」の基本的な枠組みを作り出した出来事だった...

古代国家はいつ成立したか

都出比呂志

古代国家は律令制とともに形成されたという理解がある中、初期国家という概念を用いて、それより前の時代から古代国家の形成過程を考えようとしたのが、都出比呂志さんです...

考古学を科学する

中條利一郎、石田肇、酒井英男：編

考古学といえば文科系の学部に所属する分野であり、文系のイメージが強い。その一方で、分析手法や探査手法は理系分野であり、自然科学的な裏づけが研究成果の客観性を持た...

徳川秀忠　江が支えた二代目将軍

福田千鶴

歴史研究は、古文書に則していながら、研究者の生き方や理念と密接に関係していることがわかる本です。内容もわかりやすいです。

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