◆土砂災害◆

河川の水や雨水と土砂が混じり発生する災害

土砂災害は、大雨や地震などによって起こる、がけ崩れ、地すべりによる被害。土砂が雨水や川の水と混じって一気に流れてくる土石流や、火山噴火の土石流による被害もある。

【自然災害科学・防災学】は、地震、台風やゲリラ豪雨、火山の噴火がもたらす土砂災害の予測、防災・減災技術を開発する。【社会システム工学・安全システム】は、災害時の避難方法やハザードマップの開発など、いかに危険を回避するかを研究する。【人文地理学】の成果であるデジタル地図は、災害地の把握、防災や避難計画に活用される。

【地質学】は、がけ崩れや地すべりが起きやすい地質の理解、【地理学】は、がけ崩れや地すべりが起きやすい地形を理解する。森林の保水力低下が土砂災害の一因になるため、【森林科学】分野でも研究している。

地盤の強度を研究する【地盤工学】では、地震や人為的な地盤掘削などによる地盤の弱化や地下水の動きを明らかにする。【都市計画・建築計画】は、災害に強い街づくりを目指す。復興都市計画もこの分野だ。【水工学】は、河川の氾濫に伴う土石流の挙動を解析し、災害に強い河川や港湾などを研究する。