免疫

「免疫」に関心があるなら、こんな学問をみてみよう

学問を選ぼう。注目の研究と学べる大学がわかる!

★は関連度

★★★ 免疫学
アレルギーの解明に挑む。免疫療法はガン・感染症抑制も
★★★ 感染症内科学
新型細菌・ウイルス対策の最前線。診断・治療・予防
★★ 生体医工学・生体材料学
MRI・CTを改良、人工臓器を開発
★★ 腫瘍治療学
副作用のないガン治療最前線
★★ 獣医学
家畜感染症対策の最前線。ペット、野生動物の医療も
機能生物化学
酵素、ホルモンを発見、分泌の謎を探る
水圏生命科学
水に棲む生きものの多様性から深海生物の謎まで
細菌学(含真菌学)
次々生まれる耐性菌と抗生物質との闘い

◆免疫◆

異物を察知し攻撃する体の仕組み

免疫とは、細菌やウイルスなど、体の外から入ってきた有害な異物を攻撃して病気から身を守るシステムのこと。免疫の仕組みや、免疫がうまく働かない、働きすぎるなど免疫に関する病気を研究するのが【免疫学】の分野。細菌やウイルスによる感染症の診断や治療を研究するのは【感染症内科学】の分野となる。また、細菌の研究は【細菌学(含真菌学)】、ウイルスの研究は「ウイルス学」で行われる。

花粉やダニ、ハウスダストなどが体内に入ってきて、免疫が過剰に働き、かゆみやくしゃみ、湿疹、ぜん息といった症状を起こしてしまうのが、アレルギー。アレルギーの診断や治療は「膠原病・アレルギー内科学」で研究される。

【機能生物化学】では、ヒトにこだわらず、生物としての免疫の仕組みを分子レベルで研究している。また、動物の免疫や感染症は【獣医学】、水に棲む生物の免疫や感染症は【水圏生命化学】で研究される。

一方、手術や人工臓器などで人工的なモノが体内に入る場合も免疫反応が起こる。そこで【生体医工学・生体材料学】では、治療に使っても体から排除されないような材料を開発している。

また、新しいガンの治療法に「免疫療法」があり【腫瘍治療学】で研究されている。方法はいくつかあり、効果が確認されているものとまだ研究中のものがあって、今後に期待されている。

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