◆ゲリラ豪雨◆

短時間に、滝のような雨が降る気象現象

突発的に、狭い範囲に数時間にわたって強く大量の雨が降ること。「集中豪雨」ともいう。【気象・海洋物理・陸水学】の研究分野で、地球環境の変動や地球規模の水循環の解析は【環境動態解析】でも行っている。ゲリラ豪雨による水害に目を向けると、【自然災害科学・防災学】や、避難やハザードマップについて考える【社会システム工学・安全システム】、災害防止には川の堤防や貯水施設の建設など【水工学】、山に降った雨を貯える森林について研究する【森林科学】が関係する。

また、雨を降らす積乱雲が同じ場所に次々と発生して起こる集中豪雨は、いつ、どこで起こるかの予想が難しい。しかし高性能のコンピュータの登場で複雑な気象の解析ができるようになってきており、現在、スーパーコンピュータの「富岳」を使った、ゲリラ豪雨予報に向けた研究が行われている。コンピュータによる大規模な数値解析は【高性能計算】、【計算科学】の分野になる。