◆放射性廃棄物◆

放射能レベルに応じた深さに埋設処分

放射性廃棄物とは、原子力発電所や再処理施設から出る、放射線に汚染された廃棄物のこと。使用済み核燃料、発電所廃止よる解体コンクリートや廃液や消耗品などがある。福島第一原発事故では、原子炉の冷却に使った汚染水の処理も問題となっている。

【原子力学】で、放射性廃棄物処理を含め、原子力発電に関する研究全般を行う。【放射線・化学物質影響科学】では、放射性廃棄物から放出される放射線の、人体や他の生物への影響を調査する。放射性廃棄物は、放射能のレベルに応じた深さの地中に埋設処分され、【地盤工学】【岩石・鉱物・鉱床学】【地球・資源システム工学】で、それぞれ埋設処分方法を研究している。【土木材料・施工・建設マネジメント】では放射性廃棄物を格納するコンクリートの研究などを行う。

【環境政策・環境社会システム】では、埋設候補地の選定、住民との対話など、政策面から放射性廃棄物処理に向けた研究に取り組む。