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二酸化炭素などの温室効果ガスの増加によって地球は温暖化し、干ばつや洪水といった自然災害が増えている。その結果水不足や食糧不足が起こる、生態系が崩れて絶滅する動植物が増える、海面が上昇して沈む国もあるといった問題が心配されている。そこで、1992年にブラジルで開かれた「地球サミット」で、「気候変動枠組み条約」が作られた。この条約に基づいて、地球温暖化防止のための2020年までの目標を定めたのが1997年の「京都議定書」で、2015年の「パリ協定」は2020年以降の目標を定めたもの。
学問としては、地球温暖化は国際的な課題なので【国際関係論】、国際的な協定は【国際法学】と関係する。また、各国が目標達成に向けて政策を考えるのは【環境政策・環境社会システム】、経済発展と地球温暖化防止の両方を考える「環境経済学」は【経済政策】の分野となる。
温暖化防止に向けての技術開発は、様々な学問分野で行われているが、特に【持続可能システム】、【環境影響評価】、【環境負荷低減技術・保全修復技術】で研究されている。