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★は関連度
モノは、温度が高くなるにつれて固体→液体→気体と変化し、さらに温度が高くなると、原子から電子が離れて自由に動き回るようになる(電離という)。この状態がプラズマだ。プラズマの物理的な特徴や応用など、プラズマについて幅広く研究するのは【プラズマ科学】の領域で、【応用物理学一般】でも研究されている。
地球の大気の上のほうでは分子や原子はプラズマ状態にある。この領域を電離層というが、この領域について研究するのは、地球惑星科学の【超高層物理学】の分野。また、人工衛星が地上と通信する時、電離層の状態が影響するので、【航空宇宙工学】でも研究されている。
また、核融合発電で水素を核融合させるためには、核融合炉の中を非常に高温にしておかなくてはならない。このときプラズマを制御する必要があるので、プラズマは【核融合学】とも関係する。
プラズマは産業界でも活用されており、プラズマを使った電子機器や、プラズマを使った材料の加工は、【プラズマエレクトロニクス】、【結晶工学】、【生産工学・加工学】といった分野で研究されている。特にプラズマの流れの研究は【流体工学】で行われている。