◆女性◆

性別によらない、平等な社会の実現に向けて

女性の地位は、時代や国・地域によって異なるが、全般的に男性より低い地位に置かれている。そこで女性が社会や家庭で活躍していくために、様々な学問で、女性についての研究が行われている。

例えば女性差別や偏見など、女性の社会的な面について研究するのが【ジェンダー】の領域で、【社会福祉学】では、母子家庭の母親や、男性からの暴力など、支援が必要な女性に対する福祉についても考える。また、家庭での女性の地位や役割は【家政・生活学一般】の研究テーマでもある。ジェンダーに関する様々な法律は【新領域法学】という分野で研究されている。

一方、【美術史】や文学研究（【文学一般】）では、女性がどう絵画や文学作品に描かれてきたかなどを考える研究も行われている。【自然人類学】は、生物としてのヒトの視点から女性について、【文化人類学・民俗学】では、各地域の文化の視点から女性について研究する。医学では「産婦人科」が関係する。ほかにも、女性の歴史や女性の言葉など、様々な学問から女性について研究することができるので、どんなアプローチができるか考えてみよう。