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水は、工業や農業、発電、生活などに使われている。そして日本人は安全な水を水道から供給されて生活している。しかし開発途上国を中心に安全な水が確保できない国があり、OECDによると、2050年には、世界の40%以上の人が深刻な水不足にさらされる可能性があると予測されている。地球上の全ての人々が安全な水を使えるようにするための研究は【持続可能システム】、【環境モデリング・保全修復技術】、衛生的な水の確保は【土木環境システム】や【環境技術・環境負荷低減】の領域となる。
また、国際的に取り組んでいくべき問題という点で、水問題は【国際関係論】の研究テーマでもある。
そして水は雨から得られるが、地球温暖化による気候変動のために、洪水や干ばつが多くなっており、これも、水不足や水質悪化の原因となっている。気候変動の問題は【気象・海洋物理・陸水学】、水害や水不足などの農業への影響は【農業環境・情報工学】、農業に関する水の確保は【地域環境工学・計画学】の分野で研究されている。気候や地形など地理上の特徴と水資源や水利用の問題は【地理学】でも研究される。