◆渋滞◆

経済損失にもなる。道路建設とITで回避

車の渋滞が起こらないようにするために、新しく、どこにどのような道路を建設したり、道幅を拡げたりしたらよいか考えるのは【土木計画学・交通工学】の領域。【社会システム工学・安全システム】でも、道路の計画や、渋滞時の危険などについて研究する。渋滞現象のモデル構築や分析は【数理情報学】や【数学基礎・応用数学】といった数学で研究されている。

カーナビに渋滞情報を伝えるといった、ITによる渋滞回避サポートは【ウェブ情報学・サービス情報学】の研究領域で、情報提供のシステムは【情報ネットワーク】や【通信・ネットワーク工学】の技術で実現される。

また、【数理物理・物性基礎】では、車を粒、道路をチューブに見立てて、たくさんの小さな粒がチューブでどう動くか、という物理学的な研究もある。さらに【経済政策】では、渋滞による経済的な損失の分析も行われている。