◆脱原発◆

安全で、安定したエネルギー供給を目指して

脱原発とは、原子力発電に頼ったエネルギー政策を転換し、将来的に原発を放棄すること。【エネルギー学】や【持続可能システム】では、原発に代わるエネルギーとして、再生可能エネルギーの開発に取り組んでいる。【原子力学】では、安全な原発の技術開発や放射線の研究を行うとともに、廃炉など、脱原発に必要なテーマにも取り組んでいる。

【環境リスク制御・評価】は、放射線被ばくのリスクや、汚染水の海洋への放出の環境への影響評価というように、原発に関連するリスクについて研究している。【社会システム工学・安全システム】では、エネルギーの安定供給、経済性、環境負荷、安全性をふまえ、火力、原子力、水力、太陽光などの再生可能エネルギーのバランスよい組み合わせを考える。

原発は安全性が心配される一方、発電時にCO2を排出しないという利点もあるため、【環境政策・環境社会システム】では、地球環境全体の視点に立って脱原発にアプローチする。【政治学】では、各国の原子力政策や原発と世論など、原発をめぐる政策について研究する。【社会学】では、脱原発に向けた市民運動や、福島第一原発事故の避難者や風評被害、原発事故の報道など、社会面から原発をめぐる課題を研究する。