学問を選ぼう。注目の研究と学べる大学がわかる!
★は関連度
抗ウイルス薬は、ウイルスによる感染症の治療薬。人や動物の体内に入ったウイルスが、細胞に侵入して増殖したり、ほかの細胞に感染を広げるのを阻止したりして、治癒に向かわせる。
【ケミカルバイオロジー】では、分子レベルでウイルスの形やウイルスが侵入する細胞表面の構造の研究、薬となる分子の探索などを行う。薬学は各分野がそれぞれ抗ウイルス薬に関わる研究を行い、【創薬化学】はそれらの成果をふまえて実際に投与する薬を研究開発する。
ウイルスに感染しても異物を排除する免疫機能が作用すれば発症しなくてすむが、感染力や増殖力が強いと発症してしまう。【免疫学】では人の免疫が働く仕組みを解明し、ウイルスの感染予防や悪化予防につなげる。
【感染症内科学】では、抗ウイルス薬の投与を含め、感染症の治療法を研究。診療科では、たとえばウイルス性肝炎は【消化器内科学】、インフルエンザや新型コロナウイルスは【呼吸器内科学】と関係する。【獣医学】では動物の感染症や動物と人共通の感染症について研究し、抗ウイルス薬の研究も行う。