われ思う、故に、われ間違う 錯誤と創造性

ジャン−ピエール・ランタン

あのピタゴラスも、ニュートンも、アインシュタインもみんな「間違い」を経験している。間違いや失敗を通して成功をつかんだのだ。著者は、客観的であるとされる科学とは、実は間違いと錯覚から生まれたものだと力説し、錯誤の科学史を明かす。そして科学における「誤り」とはその後の成長や成功のための踏み台であり、肯定的に受けとめてよいものなのだと我々に語りかける。世紀の大発見に至るまでの裏側で、天才たちはいったいどんな間違いを犯したのか。そして、そこからどんな教訓を得たのか。 (丸岡高弘:訳/産業図書)

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