言語が違えば、世界も違って見えるわけ

ガイ・ドイッチャー

日本語では虹は7色(赤、橙、黄、緑、青、藍、紫)だが、「藍」という語のないアメリカでは6色、南アジアのバイガ族では赤と黒の2色だという。人は母語の秩序でしか自分を取りまく環境を認識できず、その範疇から漏れるものは認識できないのではないか。そして異なる言語を母語とする人同士では経験や考え方を共有できないのではないか。本書は言語と文化と知覚の関係を鮮やかに描いた画期的な書籍である。まるで推理小説を読むかのように、深い知の世界に誘い込まれていくのを感じて欲しい。 (椋田直子:訳/インターシフト)

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