AI vs. 教科書が読めない子どもたち
新井紀子
東大合格を目指して著者たちが開発した人工知能「東ロボくん」。だが東ロボくんが東大合格レベルに達することはなかった。その主な理由は、現在のAIでは読解力が不足しているからである。ところが、別の調査では、このAIよりも読解力が足りない中高生がたくさんいることがわかった。つまり、読解力のない人間はこれからAIに仕事を奪われる可能性が高いということである。AIの現状を正しく知り、AIの可能性と限界を知りたい人におすすめ。また、読解力とは何か、ものごとを「わかる」とはどういうことなのかを考えるきっかけにもなるだろう。
(東洋経済新報社)
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