黛まどか
両親や自身の病気もあって四国遍路に出た筆者は、先祖だけでなく知人や震災の犠牲者の供養をしながら歩き続けた。「巡礼」というより「修行」に近い、幾多の困難を経て、不思議な出会いが重なり合い、「奇跡」と呼ぶのにふさわしい結末を迎える。出会った人々の人生に向き合い、自らを見つめ直す筆者の真摯な姿勢が感動を生む。親しみやすい語り口は、随筆や吟行集として読んでも楽しめるが、かつてスペイン・サンティアゴ巡礼も経験している筆者の思考は、巡礼論・文化論・人生論へと達する。本書を通し、世界遺産を目指す四国遍路の歴史や特徴、その現状や課題についても知ることができる。 (中公新書ラクレ)
R.アクセルロッド
ドストエフスキー
筒井康隆
星野道夫
池田香代子
野口法蔵
手塚治虫
マーガレット・ミッチェル
枡野俊明
山中伸弥、緑慎也
ヴィクトル・ユゴー
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バーバラ・フレドリクソン
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新渡戸稲造
三島由紀夫
司馬遼太郎
国立歴史民俗博物館:編
佐々木潤之介
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