エセー

ミシェル・ド・モンテーニュ

随筆を意味するEssayという英語の語源となった本です。日本は戦国時代だった頃のフランスで、弱小貴族のモンテーニュは37才で公職を辞し自領の塔にこもって、「自分自身の研究」を始めます。20年に渡る自分研究の成果は、約500ページの文庫本6冊からなる長大な作品となってまとめられました。

戦乱や疫病で多数の人々が命を落とす悲惨な時代において、モンテーニュは、自分自身を研究対象としながら、人間、社会、宗教、教育といったありとあらゆることに対して、自由奔放な考察を巡らせます。

皆さんは、人生で様々な困難に出会うと思います。今より遥かに困難な時代に生きたモンテーニュの言葉は、皆さんの人生の良い道しるべとなると思います。長い時間をかけて、少しづつ読み進めてみてください。 (訳:原二郎/岩波文庫)

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