化学系の本

洗たくの科学

花王生活科学研究所

洗濯で衣服が「綺麗になる」メカニズムを花王が科学的に解説。界面活性剤(セッケン)に関連して、基礎的なことから応用までわかり、洗浄の世界を知る上での良書である。 (裳華房)



一家に1枚周期表

「自然も暮らしもすべて元素記号で書かれている」がキャッチフレーズの周期表。身近な元素(アルミホイル、骨=カルシウム)や科学技術を担う元素(ケイ素の太陽電池、ガリウムの青色発光ダイオード)など、元素の用途や性質が一目でわかる楽しいポスターだ。文部科学省のサイトからダウンロードしよう。 (文部科学省)
http://stw.mext.go.jp/series.html



元素周期表で世界はすべて読み解ける 宇宙、地球、人体の成り立ち

吉田たかよし

元素周期表を通じて、人体、地球、宇宙など、我々の世界をわかりやすく面白く説明している。周期表の見方やグループ(列)・周期(行)をかみ砕いて説明するに留まらず、レアアースやレアメタル、原発事故の問題など、最近のトピックスも紹介しており、高校生にも興味を持ってもらえるだろう。 (光文社新書)



化学製品が一番わかる

田島慶三

数多く存在し用途も様々な化学製品。化学製品の基礎知識を、製品ごとに解説してくれる。組成、製造法などが詳しく記述されたこの本を通じて、まずは世の中の代表的なプラスチック製品を知ってほしい。そこから新しい興味関心が生まれるだろう。 (技術評論社)



ひらく、ひらく「バイオの世界」 14歳からの生物工学入門

日本生物工学会:編

生物工学の基礎から応用、そして将来までをわかりやすく解説している。この分野に関心を持ってもらうための入門書。現実の問題から説き起こし、生物工学の研究者がどのように解決していったか、また残された課題はどのようなものかなどを、簡潔にまとめている。 (化学同人)



化学探偵Mr.キュリー

喜多喜久

化学オタクの沖野春彦准教授が化学を駆使して事件を解決するライトなミステリー。化学に興味を持つきっかけに。 (中央公論新社)



水と油のはなし 暮しを支える界面の科学 

平澤猛男

汚れ(油)を水中で落とすのはほぼ不可能だが、それを洗剤(界面活性剤)の重要な働きが解決してくれる。私たちの生活の中にある「界面」の種類、成り立ち、その性質などを記している。シャボン玉の色の変化の理由、洗濯上手になる条件など、初心者にとって入りやすく解説されている。 (技報堂出版)



田んぼが電池になる! 小学生にもわかるハシモト教授のエネルギー講義

橋本和仁

この本は「小学生にもわかる~」となっているが、高校生にも読んでほしい本だ。第一時限の「エネルギーってなに?」から始まり、目次を見ただけでもワクワクする。太陽に関する話題、光合成の話題、光触媒を用いて光で水を分解する話題など、「グリーン・環境化学」の学問領域と多くのところで関係があり、専門書以外にあまり出版物のないこの分野では、貴重な本だ。ハシモト先生は、光触媒、微生物電気化学、人工光合成の研究の世界的な研究者だ。 (ウェッジ)



モルフォチョウの碧い輝き 光と色の不思議に迫る

木下修一

美しいモルフォチョウの、青く輝く色はどうやって生み出されるのか、その謎に迫る。日常の中で感じた不思議を、科学的な原理・原則により解き明かしていくという科学の大切な過程を読むことができる。モルフォチョウの色を人工的に再現しようとした挑戦も紹介。本書には構造色で発色する繊維の紹介があるが、構造色は繊維の新しい着色法として注目されている。構造色は、自然界では一部の虫や鳥、魚に見られ、微細な構造が光と相互作用して発色する現象で、一般的な染料にない美しい色調を持つ。繊維は太古から染料で着色してきたが、構造色を利用することで、今までにない美しい色が作り出せ、また、染料廃液による環境汚染などの課題が解消されると期待されている。 (化学同人)



「機能性プラスチック」のキホン

桑嶋幹、久保敬次

代表的な高分子であるプラスチックは生活に密着した材料だが、そのプラスチックの基本がわかる。目的や用途に応じて必要な性質や機能を付与できる、進化したプラスチックの有用性や、機能性プラスチックの具体的な例が紹介されている。 (SBクリエイティブ)


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