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染色体とは、細胞内にある、DNAが折り畳まれた物質のこと。塩基性の色素でよく染色されることから名づけられた。
生物の授業で、体細胞分裂や減数分裂の際の染色体の挙動について学ぶが、この際の詳しい仕組み、遺伝子発現を調整する機能など染色体をめぐる謎はまだ多く、【分子生物学】や【遺伝・染色体動態】、【ゲノム生物学】といった分野で研究が行われている。
【進化生物学】、【生物多様性・分類】では、染色体の構造の変化などから生物の進化解明や、多様な生物が誕生した謎の解明に挑む。応用面では、たとえば【腫瘍生物学】では、染色体の異変と細胞のがん化との関係を研究。【放射線・化学物質影響科学】では、放射線被ばくや環境汚染によって起こる染色体異常について研究する。