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暗号資産(仮想通貨)とは、電子データだけでやりとりする通貨のことで、ビットコイン、イーサリアムなどが有名だ。スマホなどで行う電子決済とは違うので注意しよう。(2020年からは、法律上の名称が仮想通貨から暗号資産に変更された。)暗号資産では、モノを売り買いしたり、送金したり、異なる暗号資産同士で売り買いしたり、国によって認められた通常の通貨(法定通貨)と交換することもできる。ただし、法定通貨は、その価値を政府が保証し、紙幣や貨幣という「現金」があるのに対し、暗号資産にはそれがない。
高度な暗号技術で成り立っており、技術面では、暗号に関係する【数理情報学】、【情報セキュリティ】、【数学基礎・応用数学】の分野が重要だ。また、主にインターネット上でやりとりされるため、【情報ネットワーク】、【ウェブ情報学・サービス情報学】とも関係する。さらに、通貨としての役割については【金融・ファイナンス】、【理論経済学】の研究分野となる。法律的には、国際的な取り決めは【国際法学】、暗号資産は新しい存在なので、【新領域法学】と呼ばれる分野でも研究されている。