◆在宅医療◆

通院、入院に次ぐ、自宅で受ける医療

在宅医療とは、通院できない患者に対し、医師や看護師が自宅などを訪れて医療を行うこと。医学では、社会医学の「病院・医療管理学」、「衛生学・公衆衛生学」という分野で、在宅医療のあり方について検討されている。【内科学一般（含心身医学）】など臨床分野でも、在宅医療に合った治療法が研究される。

【基礎看護学】など「看護学」で訪問看護について研究する。訪問リハビリは、【リハビリテーション科学・福祉工学】の領域となる。【医用システム】で研究開発される遠隔診療システムの進歩は、在宅医療の可能性を広げている。

【社会福祉学】では、医療と介護の連携、医療福祉政策といった視点から在宅医療について研究する。社会の変化と医療提供体制の変化、在宅医療を受ける貧困者が抱える課題など、【社会学】からのアプローチも可能だ。