学問を選ぼう。注目の研究と学べる大学がわかる!
★は関連度
生まれる子どもの数が少なくなると人口が減り、働く人が少なくなって生産力が落ちて、国はしぼんでいってしまう。
学問としては、どんな社会が少子化を招いたかや、少子化社会の現状など、社会から少子化について研究するのは【社会学】の領域。【家政・生活学一般】では家庭の視点で出産や子育てについて、【子ども学(子ども環境学)】では子どもにとってどんな社会・環境がよいかという視点で少子化を考える。
また、子どもを育てるのは女性の負担が大きい。そこで性別による子育ての役割分担について考えるのは【ジェンダー】の問題、子どものいる女性が働きやすい環境の整備や、女性・男性を問わず育児休暇をとりやすくしたりするのは【経営学】の問題でもある。自治体による公立保育所の整備や子育て支援制度などは【財政・公共経済】の研究領域、ひとり親への具体的な支援は【社会福祉学】の研究領域となる。そして【経済政策】では、少子化による経済的影響や、子育て支援策の経済的な効果について分析するなど、経済面から少子化について考える。