◆ジェンダー◆

男性だから、女性だから、と言われない社会に向けて

ジェンダーとは、生物としての性別ではなく、社会的・文化的な性別のこと。「家事は女性の担当」「男性は家族を養うべき」など、決めつけや不平等はなかなかなくならない。社会では男性より女性が低く見られ、特に日本では国会議員も企業の役員も、女性の数は男性より少ない。

ジェンダーは【社会学】の研究テーマの１つだが、特に【ジェンダー】に着目した分野では、家庭、仕事、教育、政策など様々な角度から研究する。【ジェンダー】では、男女だけでなく、LGBTQといったセクシュアルマイノリティに対する不平等・偏見・差別についても研究する。家庭での男女の役割分担は【家政・生活学一般】の研究テーマでもある。

また、【教育社会学】ではジェンダーについての教育、【身体教育学】ではスポーツや体育の場面での男女差などについての研究が行われている。法律的には、【新領域法学】で様々な角度からジェンダーに関する法律が研究されている。国際的な、性別に関わらない平等な社会の実現や人権の保障は【国際関係論】の研究テーマとなる。