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生物の体を作る分子は、体内の環境の変化を認識して、それに対応する機能をもっている。例えば、膵臓の細胞は血液中のブドウ糖の量を検知して、その量に応じてインシュリンを分泌することで血糖値を制御している。このような、生物が周りの状況を検知(センシング)して化学的な変化を起こす仕組みを利用したセンサーを、バイオセンサーという。
バイオセンサーの研究開発は【ナノバイオサイエンス】、【生物機能・バイオプロセス】、【応用分子細胞生物学】、【分析化学】といった分野で行われている。そして、細胞表面の分子や酵素の機能、微生物などを利用したバイオセンサーは小さいので、1メートルの10億分の1というナノスケールの電子機器への応用が可能。そこで、【ナノマイクロシステム】や【電子デバイス・電子機器】といった分野で、バイオセンサーの活用に向けた研究が行われている。