学問を選ぼう。注目の研究と学べる大学がわかる!
★は関連度
現在私たちが便利に暮らせるのは、電気のおかげといっても過言ではない。そして電力の多くは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出する石油などの化石燃料を燃やして発電されている。そこで、電気をなるべく使わない工夫=省エネが大切だ。
省エネのための、光や熱エネルギーの電力への変換効率をよくしたり、消費電力の少ない電気製品を開発したりする研究は【電力工学・電力変換・電気機器】、【地球資源工学・エネルギー学】の分野で行われている。また、【建築環境・設備】では、太陽の光を取り入れる、地熱を利用するなど、なるべくエネルギーを使わなくてすむ建物の研究に取り組んでいる。
【ウェブ情報学・サービス情報学】では、ITで電力がいつどこでどれだけ使われるか(電力需要)を把握し、無駄なく発電して電力を供給する「スマートグリッド」の研究も行われている。そして省エネに限らず、環境に良い技術全般について研究するのが【環境負荷低減技術・保全修復技術】の領域だ。省エネは低炭素社会の実現のためにも大切なので、【持続可能システム】とも関係する。