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生物には、細菌やウイルスなどの病原体が体内に入ってくると、病原体を排除しようとする防御システムがある。この仕組みを「免疫」という。まず、病原体が入りこむと、白血球の一種が病原体を飲み込んで破壊する「自然免疫」で対抗するが、排除しきれなかった病原体に対しては「抗体」ができて戦う。抗体は、一度感染した病原体が再び入ってくると、素早く抗体を作り、素早く攻撃して病原体を排除する。これを「獲得免疫」という。
このように、抗体は「免疫」を担うものなので、学問としては【免疫学】の研究分野となり、その仕組みの解明は、【ケミカルバイオロジー】、【生物機能・バイオプロセス】といった分野でも行われる。また、抗体の仕組みを利用した薬の開発は【生物系薬学】の分野で、動物の免疫に関する研究は【獣医学】の分野。抗体が対抗する病原体の研究は、【細菌学(含真菌学) 】や、ウイルス研究の分野で行われる。