水とはなにか ミクロに見たそのふるまい

上平恒

身近な水で特殊な性質に、4℃で密度最大になることがある。その理由だが、氷になると液体の水より体積が大きい(密度が小さい)が、温度が上げていくと氷が溶け、氷の結晶構造の隙間に水分子が入り込み、密度は上昇する。4℃を越えると氷の結晶はなくなり逆に水分子の運動が激しくなり拡散されるので、密度は減る。だから水は4℃で密度は最大というわけだ。それがどうしたと言われそうだが、この本はそれが生きものの生活環境において重要な役割を果たしていると述べている。初版は1977年に出た本だが、息長く読み継がれ、この本は2009年に新装版として発刊された。 (ブルーバックス)

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