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バイオイメージングとは、生きている生物の細胞や神経に起こる現象を画像にする手法のこと。生きたまま細胞などを観察し、それらが生物の中でどのような役割を担っているのかを明らかにできる。
バイオイメージングの一つの方法は、【生物物理学】でなされているように、物理学を応用して微細な構造を見るやり方。ほかにも、例えばがん細胞のみに光る物質をくっつけて光らせるというやり方もある。この技術は、【腫瘍診断学】でがん細胞が存在する部位を特定するのに役立つ。また、蛍光物質を体の必要な箇所に適切に届けるには、【物理系薬学】で扱われるドラッグデリバリーの知見が重要だ。
心の病の治療に、脳や神経の活動を画像化したものを用いることもできる。この点には【精神神経科学】【腫瘍診断・治療学】が関係する。【生命・健康・医療情報学】は、医療データを集め分析することで、新たな知見を得ようとする。バイオイメージングで得られた画像データももちろん研究対象となる。