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放射線とは、紫外線より波長が短くエネルギーの高い電磁波と、原子核が壊れるときに放出され、高いエネルギーで飛び回る粒子のこと。放射線は種類によってモノを通り抜ける力が違い、人の細胞を通り抜けると人体に悪影響を及ぼす。放射線によって遺伝子が傷くとガンの原因になることもある。
学問としては、【量子ビーム科学】では、放射線の基礎研究から応用研究、放射線を発生させる装置の開発と、放射線に関係する様々な研究を行っている。放射線の性質の研究は物理学の【物性Ⅰ】でも行われており、原子核が壊れるときに出る放射線は【原子力学】でも研究されている。放射線による自然界や人体への影響の評価は【放射線・化学物質影響科学】の研究テーマとなる。
放射線の活用としては【原子・物理・量子エレクトロニクス】では、放射線のもつ波の性質を通信や計測などに応用する研究を行っている。また、X線診断は「放射線科学」、ガンの放射線治療は【腫瘍治療学】の研究領域。【物理系薬学】では、画像診断やガン治療などのための、放射線を放出する薬の研究をしている。