子どもの貧困

「子どもの貧困」に関心があるなら、こんな学問をみてみよう

学問を選ぼう。注目の研究と学べる大学がわかる!

★は関連度

★★★ 社会福祉学
社会的弱者の権利を守りたい
★★★ 子ども学(子ども環境学)
子どもを理解し、取り巻く環境を改善しよう
★★★ 教育学
生きる力のある人間を育てたい
★★ 社会法学
経済法、労働法、社会保障法の法律学
★★ 政治学
国の統治、地域行政、戦争の克服。民主主義を問う
★★ 財政・公共経済
国の財政問題を解決したい

◆子どもの貧困◆

子ども時代の貧しさがその後の人生を左右

子どもの貧困とは、「その国の人が1年に使えるお金の平均の半分以下しか使えるお金がない家(世帯)の子ども」のこと。飢餓に苦しむような貧困は日本にはないが、十分栄養のある食事がとれない、皆が持っているものを買ってもらえない、進学をあきらめるなど、様々なつらい思いをすることになる。そして政府の調査では、2015年には日本の7人に1人の子どもが貧困状態だった。

学問としては【子ども学(子ども環境学)】に加え、行政の対策は【政治学】、行政や民間での支援は【社会福祉学】で研究されており、生活保護などの社会保障法は【社会法学】の分野だ。そして貧困によって、起こる教育格差は、その後の人生も左右する問題で、【教育学】でも研究されている。

また、貧困家庭に育つと、自分に自信がなくなったり学歴がなかったりして、大人になっても貧困から抜け出せなくなりがち。貧しい人が増えると税収も減るので【財政・公共経済】と関係し、税収が減ると福祉に使えるお金も少なくなるという悪循環になる。したがって子どもの貧困は、子どもの人権の面でも、社会全体の問題としても、解決していかなくてはならない。

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