◆レスキューロボット◆

災害時に被災者を探索・救助

レスキューロボットとは、災害時に、人が入れない瓦礫や建物内を移動し、被災した人を救助するロボット。救助以外にも、2011年の東京電力・福島第一原発事故時の発電所内の情報収集や、廃炉に向けた燃料デブリの取り出しのように、危険な場所で作業するロボットの開発が注目されている。

ロボット開発を担うのは機械工学の【知能機械学・機械システム】となる。工学の多様な研究分野と連携して研究開発が進められており、たとえば【機械力学・制御】では、ロボットの動作の制御の研究が行われている。電気電子工学分野の【制御・システム工学】では、ロボットに搭載したマイコンや遠隔操作など、ITを使った制御について研究している。【計測工学】では、温度や湿度、気体の成分や濃度、距離など、ロボットが働く環境のさまざまな情報をセンサで計測する技術を開発する。