安全に正しく薬を用いるためのスペシャリスト
薬の専門家として国民の健康を守る仕事です。代表的なのが、病院や調剤薬局で医師の処方にしたがって薬を患者さんに渡し、用法用量などを説明する仕事です。ほかに、病院の臨床薬剤師として患者さんに合った薬の量などを医師に提案する、在宅治療する患者さんに服薬指導を行う、まちの薬局でお客様に市販薬を紹介するといった仕事もあります。
また、製薬メーカーで医薬品の研究開発などに携わる、厚生労働省で医薬品の承認や食品や環境衛生、麻薬取り締まりなどに携わる、学校の空気やプールの水質の検査や給食設備の衛生指導を行うなどさまざまな活躍の場があります。薬剤師になるには、大学の6年制の薬学科を卒業し国家試験に合格する必要があります。
(他の仕事と比べて、働いている人の人数はやや多い)
役立ち度の高い学問分野を、役立ち度の高い順に並べました。
★5つから☆までで、★が多いほど役立ち度は高い。
学問名 | 役立ち度 |
---|---|
医療系薬学 薬の効き方の個人差を考えて調剤に活かそう |
★★★ |
薬理系薬学 薬が効く生体内のしくみの解明 |
★ |
物理系薬学 錠剤・カプセル…ドラックデリバリーの最先端 |
☆ |
環境・衛生系薬学 ワクチンによるパンデミック抑制から、環境有害物質の排除まで |
☆ |
※大学、大学院修士、大学院博士の3つの最終学歴での比較
(他の仕事とほぼ同じ)
『仕事 創る、売る、尽くすの100以上の職業』は「学びみらいPASS」のR-CAPの123職業にも対応しています。 (職業適性検査の受診判定後の進路指導などでもご利用ください。)