生物の機能を利用して創る次世代の医薬品
バイオ医療とは、遺伝子組み換えなどのバイオテクノロジーを活用した医療のことで、培養した細胞を移植する再生医療や、抗体医薬品という免疫細胞を使った医薬品などがあります。新型コロナウイルス感染症の、DNAから遺伝情報の一部を転写して作られるmRNAを人工的に作成したワクチンも、バイオ医薬品の一種です。
ほかに、がん治療に効果のある抗体医薬品の開発に挑んでいる製薬メーカーや、アルツハイマー治療薬、脳梗塞で欠損した脳細胞を修復・再生する細胞シートを開発している化学系バイオ企業などもあります。このようなバイオ医療は、従来の医療を大きく変える可能性をもっています。
役立ち度の高い学問分野を、役立ち度の高い順に並べました。
その学問分野が学べる大学・研究者をみてみよう。
★5つから☆までで、★が多いほど役立ち度は高い。
学問名 | 役立ち度 |
---|---|
医療系薬学 薬の効き方の個人差を考えて調剤に活かそう |
★ |
腫瘍治療学 副作用のないガン治療最前線 |
☆ |
物理系薬学 錠剤・カプセル…ドラックデリバリーの最先端 |
☆ |
創薬化学 患者にピンポイントで効く新薬開発から治験まで |
☆ |
ケミカルバイオロジー タンパク質の様々な機能を解明し、治療薬候補へ |
☆ |
腫瘍生物学 ガン細胞の発生から増殖抑制まで解明 |
☆ |
※大学、大学院修士、大学院博士の3つの最終学歴での比較