発酵食品から創薬・ITデジタルヘルス事業に展開
バイオ関連事業とは、微生物など生物の機能や、バイオテクノロジーを活用した事業のことです。バイオ関連事業に携わるのは酒や発酵食品など微生物を使った食品製造をルーツとする企業が多いですが、調味料の開発、遺伝子組み換えや細胞融合技術を使った農作物や畜産物の品種改良など、幅広い産業へと発展しています。また、バイオ関連事業の中心の一つに、マイクロラボとバイオ技術を使った医薬品開発事業があり、薬品メーカーに加えて、食品、化粧品、フィルムなど化学・バイオに関連する企業が参入しています。
さらに、バイオインフォマティクスと呼ばれる、ITを利用して生命現象を分析したり解明したりする技術が確立され、IT企業の参入が活発になっています。ベンチャー企業も多く、日本では、その過半数がヘルスケア関連事業です。今後注目される事業としては、微生物を利用して土壌や地下水の汚染を修復する、バイオレメディエーションという技術があります。
役立ち度の高い学問分野を、役立ち度の高い順に並べました。
その学問分野が学べる大学・研究者をみてみよう。
★5つから☆までで、★が多いほど役立ち度は高い。
学問名 | 役立ち度 |
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有機化学 有機「合成」の基礎 森羅万象の物質につながる |
☆ |
設計工学・機械機能要素・トライボロジー 巧みな設計法と最高の部品で、ものづくり |
☆ |
電子デバイス・電子機器 スマホ、パソコン、ディスプレイ、EV |
☆ |
分子生物学 DNAとタンパク質という分子での生物解明と操作 |
☆ |
機械材料・材料力学 スマート材料で最高の装置を! |
☆ |
※大学、大学院修士、大学院博士の3つの最終学歴での比較