放射線計測と被曝防護を両立した線量計デバイスを開発
正しい放射線計測と正しい放射線防護が重要
電離放射線「Radiation」は、五感に感じられない電磁波と粒子線の総称である。電離放射線には自然放射線と人工放射線が存在する。特に医療の現場では人工放射線を駆使して、X線検査やCT (Computed Tomography)などの画像診断から放射線治療まで幅広く利用されている。
これらを安全・安心に医療の世界で利用するためには、正しい放射線計測および正しい放射線防護が重要となる。放射線計測するためには、様々な計測機器が利用されるし、放射線防護するためには、様々な防護具や防護材が存在するが、それらを同時に実現したものは現段階で存在しない。そこで、我々は「放射線計測と被曝防護を同時に実現するハイブリット型線量計デバイスの開発」に取り組んでいる。
今後は医療現場での実用も
具体的には、ラジオフォトルミネセンス現象を有するリン酸塩ガラスを用いることで放射線量に比例した発光が得られ線量計としての利用を可能とした。さらには、リン酸塩ガラスの厚みを適正化することで計測に加え、放射線防護を同時に実現したメガネ型線量計デバイスの開発に成功した。今後は、実際の医療現場に実装することで、さらなる放射線計測・防護の最適化を行っていきたい。
上記に加え、当研究室ではリアルタイム線量計の開発や環境に配慮した新しい防護材の開発も行っており、社会実装を実現している。
「放射線計測と被曝防護を同時に実現するハイブリット型線量計デバイスの開発」

