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統計とは、人口統計や経済統計など、ある現象を、数量的に把握すること。【統計科学】では、統計の数学的な理論研究や、統計を使った研究など、統計に関する研究を行う。【数学基礎・応用数学】の「応用数学」でも、統計の理論研究を行っている。
統計は様々な研究に使われるが、いくつか紹介すると、GDP(国内総生産)など経済の統計は【経済統計】の研究領域。また、預金高など金融関係の統計や、保険料は過去の死亡率や事故発生率といった統計によって決められるなど、統計は【金融・ファイナンス】でも重要だ。【社会学】では、アンケート調査などの結果を統計的に分析する研究手法がとられる。【社会システム工学・安全システム】でも、不良品の統計などを統計で捉える研究が行われている。
理科系なら、例えば【数理物理・物性基礎】には「統計物理学(統計力学)」という分野があり、分子の動きなどの物理現象を確率や統計学的に分析する。【ゲノム医科学】には「遺伝統計学」という分野があり、遺伝情報と遺伝子によって出現する状態を統計的に研究することによる、病気の原因や病状の解明などが行われている。医学の「疫学」でも、病気の流行状況や、日本人に多い病気の調査などに統計が使われる。