◆働き方改革◆

自分らしい働き方ができる社会に

働き方改革とは、厚生労働省によると「働く人びとが、個々の事情に応じた働き方を、自分で『選択』できるようにするための改革」のことで、2019年、残業時間の上限の厳格化や、正社員と非正規雇用労働者間の不合理な待遇差の禁止など、労働に関連する8つの法律が改正された。背景には、少子高齢化による生産年齢人口の減少や働き方の多様化などがある。

働き方改革という政策に関する研究は【政治学】、労働法は【社会法学】の領域、働き方改革が労働市場に与える影響など労働経済学は【財政・公共経済】の領域となる。

【経営学】では、改正された法にのっとりながら、各企業がどのように働き方改革を行うかや、その効果などについて研究する。働き方改革は育児休業や介護休業の取得促進、子育て支援など【社会福祉学】とも関係する。多忙な学校の教員の働き方改革は【教育学】の研究テーマともなっている。