◆栽培漁業◆

稚魚まで成長したら放流する漁業

卵や稚魚から出荷するまで育てる養殖漁業に対し、栽培漁業は卵から外的に対応できる稚魚まで育てたところで海などに放流し、成魚となったところで漁獲するもの。ヒラメ・トラフグなどの魚類、クルマエビなど甲殻類、アワビなどの貝類の栽培漁業が代表的だ。

水に棲む生物の生理や発生などをDNAなど分子レベルで研究する【水圏生命科学】では、栽培漁業の対象となる魚介類についても研究しており、その成果は栽培漁業に役立てられている。

【水圏生産科学】では、栽培漁業の対象となる魚介類のよりよい栽培方法や病気、放流してからの生態などについての研究が行われている。栽培漁業の経営も研究対象となる。