◆漁業◆

海や川、湖での漁獲や養殖

漁業とは、狭義には海、川、湖などに棲む魚介類を商業的な目的で獲ることで、広義には養殖や水産物の加工や製造、流通を含む。また、海での狭義の漁業は、陸地からの距離に応じて沿岸漁業・沖合漁業・遠洋漁業に分類される。

こうした漁業に関係する学問は【水圏生産科学】で行われている。水産生物の生態や病気、養殖法の研究、品種改良から、水産生物が棲む海や川、湖、干潟などの環境、さらには、水産政策、漁村の研究、漁業経営、水産物や水産加工品の流通など、幅広い研究が行われている。近年、地球温暖化による海水温の上昇によって漁獲量の減少や漁場の変化などが起こっており、重要な研究テーマとなっている。