学問を選ぼう。注目の研究と学べる大学がわかる!
★は関連度
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社会福祉学 社会的弱者の権利を守りたい |
★★★ |
財政・公共経済 国の財政問題を解決したい |
★★★ |
社会法学 経済法、労働法、社会保障法の法律学 |
★★ |
政治学 国の統治、地域行政、戦争の克服。民主主義を問う |
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公法学 憲法、国家と国民間の規律を解明 |
日本国憲法の第二十五条には「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」とある。このための制度が生活保護で、病気などの事情で働けない人に、政府が最低限の生活費を支給する。
この、国民の権利と政府の使命を定めた憲法の研究は【公法学】の分野。生活保護を含む社会保障に関する法律の研究は【社会法学】の分野となる。生活保護費は税金から支給されるので、国の生活保護制度をどうするかや予算は、【財政・公共経済】で研究される。生活保護の審査や保護費の支給など実際の運用は行政が行うので【政治学】の領域。
一方、生活保護を受ける人の立場から、受給者が抱える問題、生活の支援、生活保護を受けなくてもよくなるようにするための支援などについて研究するのは【社会福祉学】の領域となる。